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「知らなかった。」

シャドウがソニックに背を向けて言った。漆黒に浮かぶ白金のボディがオーラを揺らめかせている。

「守る為に戦うという事、こんなにも、重い物なのだな。」
「そうさ?守る為の戦いは、負けられないからな。」

醜い大トカゲが、吠える。レーザーを放ち数多の機雷を浮かべても、このハリネズミ達の進攻を止める事は不可能だった。
シャドウとソニックは目にも止まらぬ速度で、バイオリザードの腫瘍を叩きつぶしていく。

「守らなければならない、負けられない。なのに、そんなプレッシャーは感じない。何故なんだ。」
「当たり前だろ?俺とお前、二人で抱えてるんだ。世界を救うなんて訳ないさ。頼りにしてるぜ、相棒!」

シャドウは、そうだな、愚問だった。と笑った。二匹のハリネズミは、今まさにリザードを叩き潰しにかかった。

「化け物め!パーティは終わりだ!」
「消えろ!プロフェッサーの怨念とともに!」


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