新しいカテゴリーに名前を登録後、自分の作品投稿の際にカテゴリーをつけてください。
題名には、キャラとお題も入れてください。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
力がほしいと思った。
彼女をあらゆるものから守りたいと思った。
病からも孤独からも運命からも、薄暗い世界からも、守りたいと思った。
「シャドウ……」
神々しいまでの輝きに包まれた手を、そっと、何時も通りの血管さえ透ける雪色肌が覆う。
彼女の細い指先に比べ、大きく広い掌で握り返す。
「マリア」
マリアの青く澄んだ瞳に、力強く恒星のように輝く己の姿を確かめる。
君を守るための力。君のための力。
光をまとったこの誇らしい僕を見てくれ。
「マヨネーズ……」
「何を言っているんだ」
「ああ、マヨネーズが食べたい……」
ぺたぺたとマリアが腕を撫で始めた。
「脂質も卵アレルギーも知らない。ああ、マヨネーズが食べたい」
病による食事制限は一ヶ月以上も続いていた。マリアがぺたぺたと撫でてくる。
「まよねーずぅ……」
「ははっ…! やめろマリア! くすぐったい!!」
金色の被毛に指先がもぐる。ふわふわとくすぐる。地肌がくすぐったさで震える。
身をよじり抜け出すと、悪戯っぽく青い瞳が細くなった。
「怖い顔してた」
鼻先を親指と人差し指で摘み、マリアが笑う。
彼女をあらゆるものから守りたいと思った。
病からも孤独からも運命からも、薄暗い世界からも、守りたいと思った。
「シャドウ……」
神々しいまでの輝きに包まれた手を、そっと、何時も通りの血管さえ透ける雪色肌が覆う。
彼女の細い指先に比べ、大きく広い掌で握り返す。
「マリア」
マリアの青く澄んだ瞳に、力強く恒星のように輝く己の姿を確かめる。
君を守るための力。君のための力。
光をまとったこの誇らしい僕を見てくれ。
「マヨネーズ……」
「何を言っているんだ」
「ああ、マヨネーズが食べたい……」
ぺたぺたとマリアが腕を撫で始めた。
「脂質も卵アレルギーも知らない。ああ、マヨネーズが食べたい」
病による食事制限は一ヶ月以上も続いていた。マリアがぺたぺたと撫でてくる。
「まよねーずぅ……」
「ははっ…! やめろマリア! くすぐったい!!」
金色の被毛に指先がもぐる。ふわふわとくすぐる。地肌がくすぐったさで震える。
身をよじり抜け出すと、悪戯っぽく青い瞳が細くなった。
「怖い顔してた」
鼻先を親指と人差し指で摘み、マリアが笑う。
PR
カテゴリー
最新記事
(08/26)
(07/31)
(07/31)
(07/31)
(07/31)
ブログ内検索
フリーエリア