マリア ソニック 手袋 微グロ

ちょいグロ。さげますさげます。

｢あなた、シャドウに似ているのね｣

涼やかな声が、優しく響いている。
目の前の少女は、儚げであるのに強い女性だったと、彼が言っていたのだったか。
確かに、シャドウの生涯で唯一の存在価値を見出した女性なのだから、凛として、外見もさることなが

ら内面すら美しい少女だったのだろう。それは、シャドウの口ぶりからもはっきり窺い知れるものだった

。
だが、その背面から飛び込んで来たものは、俄かには信じられないもので。

漆黒の闇に浮かぶ、劫火の如く燃え上がる炎の色を模した色を纏った、唯一無二の不老不死。
実験の成功体。ありえないものという、SHADOWそのもの。
だがそれは床に転がったまま、ぴくりとも動こうとはしなかった。
それもその筈である。それの体の腹の中身が、ごっそりと抜け落ちていた。

｢おじいさまが、毎日用意して下さるのよ。不老不死の彼の臓器なら、きっと良い薬になるのではない

かって。｣

気付けば彼女の胸元はあの水の惑星のようなサファイアではなく、その床に転がっているそれの瞳の

ようなルビーへと染まっている。
ビチャ、とした水音の先には、漆黒の先に純白の指先が転がっていた