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シルバーとパーシヴァルお題「冷たい」
自分でも散々ありえないっておもうような経験はしてきたけど、
まさか本の世界でブレイズとそっくりな人に会うだなんて、思ってもみなかった。
ブレイズそっくなその人は、パーシヴァルっていう名前らしい。
この世界はアーサー王が収めてて、彼女は円卓の騎士っていう選ばれた騎士のうちの一人だとか。
性格もブレイズそっくりなんだけどなんていうか、ブレイズよりも厳しいっていうか、冷たいっていうか…
「何をしている、急ぐぞシルバー」
いつも火山地帯で修行してる彼女は、垂直の壁だって地面と同じくらいすいすい進める。
オレの力は、卑怯だとばっさり切られた。オレと同じような力を持つ騎士もいるそうなんだけど、そいつはそんな使い方はしないと言われた。
まぁ確かに自分の足で登らないで、ふわふわ浮いてたら、そう思われても仕方ない。けど、少し傷ついた。
ある日、崖から溶岩に落ちそうになってる人がいて、オレも助けようとしたんだけど、
「貴様の手は借りん」って突っぱねられちまった。
彼女は剣を使って溶岩のぎりぎりまで降りて、落ちそうになってる人を捕まえることには成功したけど、
上に戻る事が出来なかった。剣は重みでずり落ちてきて、二人とも溶岩に飲まれそうになった。
とても見てられなくって、後でどんなに罵られてもいいと思った時には、オレはもう超能力で二人を宙に浮かせてた。
安全なところまで運んで降ろすと、「ありがとうシルバー、助かった。卑怯な使い方だと言って悪かったな」
って言われた。胸がキュッとしたんだけど、なんだろ、これ…
自分でも散々ありえないっておもうような経験はしてきたけど、
まさか本の世界でブレイズとそっくりな人に会うだなんて、思ってもみなかった。
ブレイズそっくなその人は、パーシヴァルっていう名前らしい。
この世界はアーサー王が収めてて、彼女は円卓の騎士っていう選ばれた騎士のうちの一人だとか。
性格もブレイズそっくりなんだけどなんていうか、ブレイズよりも厳しいっていうか、冷たいっていうか…
「何をしている、急ぐぞシルバー」
いつも火山地帯で修行してる彼女は、垂直の壁だって地面と同じくらいすいすい進める。
オレの力は、卑怯だとばっさり切られた。オレと同じような力を持つ騎士もいるそうなんだけど、そいつはそんな使い方はしないと言われた。
まぁ確かに自分の足で登らないで、ふわふわ浮いてたら、そう思われても仕方ない。けど、少し傷ついた。
ある日、崖から溶岩に落ちそうになってる人がいて、オレも助けようとしたんだけど、
「貴様の手は借りん」って突っぱねられちまった。
彼女は剣を使って溶岩のぎりぎりまで降りて、落ちそうになってる人を捕まえることには成功したけど、
上に戻る事が出来なかった。剣は重みでずり落ちてきて、二人とも溶岩に飲まれそうになった。
とても見てられなくって、後でどんなに罵られてもいいと思った時には、オレはもう超能力で二人を宙に浮かせてた。
安全なところまで運んで降ろすと、「ありがとうシルバー、助かった。卑怯な使い方だと言って悪かったな」
って言われた。胸がキュッとしたんだけど、なんだろ、これ…
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ダークソニックとテイルス お題「祈り」
機械の壊れる音が止んだ。辺りを見回すテイルスの前に、今まで見たことがないソニックが立っていた。
紺と黒の混ざったような暗い色に全身を染め上げて、その手はオイルにまみれている。
「ソニック…?」
容姿こそ似てはいるが、雰囲気はいつもと全く違う。
威圧的で、破壊的で、怒りと憎しみに支配されている。
「……」
反応は無く、ただ衝動的に視界に入るメカを動かなくなるまで叩きのめす。
テイルスが恐怖で後ずさると、動いた事に反応してソニックは歩み寄ってきた。
もちろん友好的な意味は無く、メカに向けるものと同じ眼をしている。
「お願いだよ、元に戻ってよソニック!」
テイルスの言葉空しくソニックは無慈悲に腕を振り上げる。テイルスはぎゅっと手を握り締めて眼をつぶった。
どうか祈りが届きますように。元に戻ってくれますようにと。
「てい…るす…」
いつものソニックと同じ声がして、ピタリと動きが止まった。
そして頭を抱えてうろたえはじめ、テイルスに背を向けておびえるように逃げ出した。
「あっ、待ってソニック!」
逃げるソニックを追いかけて、テイルスは走りだした。
機械の壊れる音が止んだ。辺りを見回すテイルスの前に、今まで見たことがないソニックが立っていた。
紺と黒の混ざったような暗い色に全身を染め上げて、その手はオイルにまみれている。
「ソニック…?」
容姿こそ似てはいるが、雰囲気はいつもと全く違う。
威圧的で、破壊的で、怒りと憎しみに支配されている。
「……」
反応は無く、ただ衝動的に視界に入るメカを動かなくなるまで叩きのめす。
テイルスが恐怖で後ずさると、動いた事に反応してソニックは歩み寄ってきた。
もちろん友好的な意味は無く、メカに向けるものと同じ眼をしている。
「お願いだよ、元に戻ってよソニック!」
テイルスの言葉空しくソニックは無慈悲に腕を振り上げる。テイルスはぎゅっと手を握り締めて眼をつぶった。
どうか祈りが届きますように。元に戻ってくれますようにと。
「てい…るす…」
いつものソニックと同じ声がして、ピタリと動きが止まった。
そして頭を抱えてうろたえはじめ、テイルスに背を向けておびえるように逃げ出した。
「あっ、待ってソニック!」
逃げるソニックを追いかけて、テイルスは走りだした。
ソニックとスパソニお題「写真」
ある日の事。ソニックは21年分溜まりにたまった写真を整理していた。
一番最初にエッグマンと戦った時のもの、テイルスやナックルズと一緒に撮ったものなどなど。
「懐かしいなー。オレこんなとこまで走ってたっけ」
整理するどころか懐かしい思い出に浸っているソニック。
「やれやれ、それじゃちっとも片付かないじゃないか」
顔をあげるとそこには金色のソニック、もといスーパーソニックの姿があった。
スーパーソニックというのはソニックがカオスエメラルドの力を引き出した姿であって、同一人物である。
…のだが、最近心の一部としてカオスエメラルドを媒介にソニックの中からでてきては、ちょっかいを出しているようだ。
「まーた出てきたな。ほら、お前の写真もあるぞ」
ソニックが指差す先には、スーパーソニックの活躍した時の写真がまとめて置いてあった。
宇宙に逃げたエッグマンを追いかける姿、シャドウと一緒にバイオリザードに挑む姿、クリスの世界から帰る時の姿。
「…ああ。懐かしいな。クリスは元気にしてるかな」
写真を手にとってフッと笑う。思い出すのは、友情を育んだあの日々の出来事。
「お前とも長い付き合いだよなー。いつもいてくれてありがとうな…って、オレなんだけどな」
自分に笑顔を向けるソニックを見て、スーパーソニックはなんだがうれしいような、恥ずかしいような気持ちになった。
「…本当はオレの出番なんてない方が、世界は平和でいいんだけどな」
フイと横を向いて自虐的に言う。
危機的状況の時に出番がある。ということは、それだけ追い詰められた状況なのだ。
「お前がいないだなんて、そんなつまらない人生はごめんだね」
横を向いたスパーソニックの正面に回り込んで、ちゃんと顔を見ながらソニックは言った。
「頼りにしてるぜ?相棒」
と、ソニックが言うと、スーパーソニックはまた笑って、スッと消えた。
静けさを取り戻した部屋には段ボールいっぱいの写真と、カオスエメラルドが一つ、小さな輝きを放っていた。
ある日の事。ソニックは21年分溜まりにたまった写真を整理していた。
一番最初にエッグマンと戦った時のもの、テイルスやナックルズと一緒に撮ったものなどなど。
「懐かしいなー。オレこんなとこまで走ってたっけ」
整理するどころか懐かしい思い出に浸っているソニック。
「やれやれ、それじゃちっとも片付かないじゃないか」
顔をあげるとそこには金色のソニック、もといスーパーソニックの姿があった。
スーパーソニックというのはソニックがカオスエメラルドの力を引き出した姿であって、同一人物である。
…のだが、最近心の一部としてカオスエメラルドを媒介にソニックの中からでてきては、ちょっかいを出しているようだ。
「まーた出てきたな。ほら、お前の写真もあるぞ」
ソニックが指差す先には、スーパーソニックの活躍した時の写真がまとめて置いてあった。
宇宙に逃げたエッグマンを追いかける姿、シャドウと一緒にバイオリザードに挑む姿、クリスの世界から帰る時の姿。
「…ああ。懐かしいな。クリスは元気にしてるかな」
写真を手にとってフッと笑う。思い出すのは、友情を育んだあの日々の出来事。
「お前とも長い付き合いだよなー。いつもいてくれてありがとうな…って、オレなんだけどな」
自分に笑顔を向けるソニックを見て、スーパーソニックはなんだがうれしいような、恥ずかしいような気持ちになった。
「…本当はオレの出番なんてない方が、世界は平和でいいんだけどな」
フイと横を向いて自虐的に言う。
危機的状況の時に出番がある。ということは、それだけ追い詰められた状況なのだ。
「お前がいないだなんて、そんなつまらない人生はごめんだね」
横を向いたスパーソニックの正面に回り込んで、ちゃんと顔を見ながらソニックは言った。
「頼りにしてるぜ?相棒」
と、ソニックが言うと、スーパーソニックはまた笑って、スッと消えた。
静けさを取り戻した部屋には段ボールいっぱいの写真と、カオスエメラルドが一つ、小さな輝きを放っていた。
シャドウとガラハッドお題「砂糖菓子より甘く」
本の中の世界に来てから数日が経過した。
帰ってこないソニックを探しにやってきたが、このガラハッドという騎士が色々世話をしてくれる。
聞けば僕の姿は彼の尊敬する父親にそっくりなのだそうだ。彼の姿も、僕がよく知る人の姿だった。
シルバー。未来から来た銀色の針鼠。彼と瓜二つ。
僕は彼に対して好意を抱いていたが、彼はソニックを好いていた。
今回ソニックを探しに来たのも、彼に頼まれたからだった。
砂糖菓子のように甘い時間が、口の中でさらりと溶けるように流れていく
現実では叶わなかった彼との幸せな生活が叶うこの世界が本当に本の中なのだとしたら、これほど皮肉な事はない。
「父上は本当に立派な騎士だったんだ。今もアーサー王にお仕えしてらっしゃる。
オレもいつかは父上のような立派な騎士になるんだ」
彼はよく父親の話を僕に聞かせた。憧れを抱くその目をみて、僕はよからぬ企みを思いついてしまった。
憧れと尊敬の対象である父親は、彼に華やかなる性の目覚めをまだ教えていないのだろう。と
背筋がぞくりとした。なんて不道徳で、おぞましいことなのだろう。だが実行したい。
自分の身よりも黒い欲望が、心の底からはいでようとしていた。
本の中の世界に来てから数日が経過した。
帰ってこないソニックを探しにやってきたが、このガラハッドという騎士が色々世話をしてくれる。
聞けば僕の姿は彼の尊敬する父親にそっくりなのだそうだ。彼の姿も、僕がよく知る人の姿だった。
シルバー。未来から来た銀色の針鼠。彼と瓜二つ。
僕は彼に対して好意を抱いていたが、彼はソニックを好いていた。
今回ソニックを探しに来たのも、彼に頼まれたからだった。
砂糖菓子のように甘い時間が、口の中でさらりと溶けるように流れていく
現実では叶わなかった彼との幸せな生活が叶うこの世界が本当に本の中なのだとしたら、これほど皮肉な事はない。
「父上は本当に立派な騎士だったんだ。今もアーサー王にお仕えしてらっしゃる。
オレもいつかは父上のような立派な騎士になるんだ」
彼はよく父親の話を僕に聞かせた。憧れを抱くその目をみて、僕はよからぬ企みを思いついてしまった。
憧れと尊敬の対象である父親は、彼に華やかなる性の目覚めをまだ教えていないのだろう。と
背筋がぞくりとした。なんて不道徳で、おぞましいことなのだろう。だが実行したい。
自分の身よりも黒い欲望が、心の底からはいでようとしていた。
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