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少女の愛した青い星に引かれるままに、白金の小さな身体が落ちて行くのをがむしゃらに引きとめようとした。
いつも気障に引き結ばれていたくちびるが、何事かをつぶやく。
そんなセリフは聞きたくもない。
僅かにこちらに差し伸べられた手が生きる意思だと信じて、無我夢中で腕を伸ばして掴み取ったはずだったのに。


ドアが開くかすかなモーター音とともに、目を伏せたソニックが部屋に入ってきた。

ソニック!シャドウは…

問いに答える代わりに無言でかぶりを振ると、その手に握り締めていたものを友人の手に押し込む。
輝く金色の腕輪だけが、彼がここにいたことの証となってしまった。

一度は腕を掴んだんだ。
なのに、するりと抜けてしまった。
知らなかった、あいつの腕があんなに細かったなんて。


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