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弾かれる。
弾かれる。
また、回転してぶつかる身体を弾かれた。

「Dammit! どうなってやがる…っ!」

奇跡の石の力を以てしても歯が立たないとは。
黄金に光らせる身体に冷や汗を流し、青は後ずさる。

「無駄だよ」

ぞわり、と背筋を這うような、低い声。

「無駄だとも」

突き刺さってきた光を寸前で避け、地面に膝をつく。

「キミだけの力でどうにかなるほど、今のボクは弱くない」
「っ…どこの空間から這い出てきやがった!お前は火種から消した筈だ!」
「甘いよ。人間どもの愚かな罪は、いつまで経っても消えやしない」

癒えない怨念は、誰かにぶつけるしかないのさ。
くつくつ、くつくつ。闇の狂気に満ちた静かな嘲笑は、青をその場に縫い付けた。

「この時間軸からボクを消したいのなら」

大人しく協力していればいい。
何かの力によって身動きが取れない青に、人形のような笑みを覗かせた。



耳を塞ぎたくなるようないやらしい水音が響く。
ぺたりと伏せた耳に、それは確実に届いていた。

「っ、ひ、ゃうっ、…っあ!」

身体の側面を地面に押し付けられている。
自由な足の膝裏をしっかりと掴まれ、大きく広げられた中心を我が物顔で出入りする熱は、青の意識も思考も奪い去っていた。


「キミらしくもない、もっと抵抗してご覧よ?つまらないだろう?」
「ぐ、ぁあっ、ひぁ…っ、」
「その瞳を力強く魅せてご覧」

彼にそっくりの、その綺麗な瞳を。
更に奥深く貫けば、そのルビーは真珠に歪む。
石は転がり落ち、輝いてはいるものの青はその力を受けていない筈なのに、身体は黄金色に染まっていた。

「やはり、こうでなくてはね…」

圧倒的な力すら抑え込む征服感。
闇が石から無理やり力を引きずり出しては青に擦り付けていた。
その上での行為。なんと魅力的なのだろうか、と闇は歓喜に震えた。

「や、やぁっ、ぁめ、らめ…っ!ふ、ひゃううぅ…!」

びくり、と達する身体は擦り付けられる力を制御しきれずに暴走するエネルギーを持て余し、全ての感覚が研ぎ澄まされている。
掻き立てられる肉欲に、獣の本能は抗えなかった。

「キミが用済みになったら、ボクはここから消えよう」

何時まで壊れずにいられるか見ものだね?

闇の瞳が支配という名の快楽に細まった。
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