忍者ブログ
新しいカテゴリーに名前を登録後、自分の作品投稿の際にカテゴリーをつけてください。 題名には、キャラとお題も入れてください。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

スパシャド メフィレス 癒し



また時空の歪みとやらが発生した次元に引き込まれてしまったらしい。
全ての世界線が入り乱れ交錯する、切りのない空間。
忘れていたものを思い出したときに引きずり込まれた世界は、己さえもじっとりと闇に侵食されそうなほどに陰気な場所だった。

「また君と手合わせが出来るとは、光栄だねえ」
辛うじてシャドウの姿を保つ化け物は、低く笑ってぞわりと針を逆立たせる。
「…思い出した。そうか、消えた世界線すら呼び戻すのか、此処は」
「会いたかったよシャドウ。君とまたコロシアイが出来るなんて、ボクは随分と恵まれている」
「そうか?二度と見たくない色のツラだ」
はぐれてしまったソニック達も居ればすぐに片付けられただろうが、生憎こんな気紛れな世界の中では難しい話のようだ。

「嬉しいよ、シャドウ。こんなに憎くて殺したくて、貫きたくて仕方なかったんだから。
ああ、どうやら神はまだボクを見捨てていなかったようだ!」
「頭が沸いたか。もう一度死にたいらしいな」

右手に赤い光が集まっていくのを見て、悪魔は目を細めた。蛇の目が鋭くなる。
「…いいね。ボクを癒せるのは君だけのようだ。早くこの空間に君の赤色を塗りたくってやりたいよ」
「貴様の血は何色だ?絵の具として絵を描いてから出て行ってやろう」

今度こそ最後にしよう。永遠に眠れ、僕の影。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
最新コメント
[10/15 章屋]
[10/09 恵梨香]
[08/20 なる]
[08/04 ゴチ]
[08/04 ゴチ]
ブログ内検索
フリーエリア
バーコード
忍者ブログ [PR]

Template by テンプレート@忍者ブログ