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 最近オレの新しい力を知った。
でもこれは反則だと思った。戦いの場においては有利だけど、性に合わない。
だが試してみたいと思うのも事実。他人の秘密を知ってしまうなんて、怖い。
と、オレが多分物凄い顔で頭を抱えていたところ、普段声なんてかけてこないヒトが心配そうにかけてきた。それってやっぱり、よっぽど酷かったんだオレ……。
「どうかしたのか」
「……シャドウ。いや、いいんだ」
「そうか」
よっぽどのことなのに、オレはシャドウを打ち払った。シャドウも特に追求せず行ってしまう。あいつのほうがオレよりよっぽど未知だ。……よし、

「!」

シャドウは気を失った。それはオレが新しい力を使ったからだ。オレはこれより、

シャドウになる。

そして遡ること云年前。こういうことはほんと……反則だなと思う。申し訳ない気持ちで胸を痛めながらオレはマリアという少女に会った。
目の前で微笑むマリアに、シャドウになったオレは心が痛い。何かをとても抑えている。
白い指先や揺れるスカートの裾を見ると鼓動が高鳴る。とても辛い。こんな辛いことにオレは耐えられない。
過去で何かやったとしても、またそれを元に戻せばいいだけのこと。本能に委ねてみればシャドウのこのモヤモヤは晴れるんじゃないか。随分お節介だ。それ以上に迷惑なことをしている。わかっている。これはオレだけの秘密。

「マリア……!」
オレは少女を後ろから抱きしめる。イイ匂いがした。金髪が鼻を擽った。
「だめよ、シャドウが可哀想でしょう? シルバー」
少女がオレの腕を解いて振り返った。今、誰、と?
「シャドウは私をどうにかしたい気持ちを一生懸命抑えているの。だからアナタが悪戯に解放しては、だめ」
マリアはなぜかオレが来ることを知っていた。シャドウの皮を被ったオレ、未来から来たオレのこと。なんで、どうして。

でも、とマリアは続ける。
「でも、これは私とアナタだけの秘密、ね」
マリアは小鳥のようにオレの頬にキスをした。
「言わない約束」

ゆっくりと、スカートの裾を胸までたくし上げた。髪と同じ色の陰毛が、目の前でキラキラ輝いていた。





080821shanghairuby
ごめん、キャラがよくわかってない
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