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「…まさかまたアンタに召喚されるとはなぁ」
「ごめんなさいソニック、またあなたの力を借りたくて…」
「That's all right. いいぜ、任せなって」
アラビアンナイトの世界での冒険から数日が過ぎたある日、ソニックは再び本の中にいた。
シャーラ曰く、「世界が思い通りに元通りにならない」のだそうだ。
「彼が吸収してしまった物語、文字はかなりの量だったわ。戻りきれずに、何かの形に化けてどこかの世界に紛れ込んでいるはずよ」
「OK! それを探し出して元の場所に戻す手伝いをして欲しいってわけだな」
「お願いできる?」
「勿論さ」
戻ってきていない物語は、またしても7つ。
世界リングのようには容易に見つけることは難しいだろう。
「でも私はこの世界の住人、本の精。物語が秘めたる膨大な力を感じ取って、その世界へ案内するわ」
「よし、ひとつめはどこだい?」
「こっちよ!」
長い長い旅を繰り返し、ソニック達は物語を集めていった。
「物語」は様々な形へと姿を変え、様々な世界に紛れ込んでいた。
それは盗賊達が一様に狙うお宝だったり、出店の陰に置かれた壷だったり…。
そうしてようやく6つめの回収が終わり、シャーラは次の世界を探した。
「…ちょっと面倒なことになっているようよ、ソニック」
「What's?」
「最後は『アラジン』なのだけれど、どうやら2つに分割されているみたい。…半分のアラジンの世界に、もう半分のアラジンが今までのように何かの形で紛れ込んでいるみたいね」
「へえ、そりゃあ面白そうだな」
「中途半端に分割されて、アラジンの世界はめちゃくちゃな設定になっているはずよ。気をつけて、ソニック」
「OK, それじゃあ最後のお宝までひとっ走り行こうぜ!」
世界に飛び込み、ふと辺りを見回した、その瞬間。
「邪魔ジャマぁ!!」
「ぅおわぁっ?!」
すぐ脇を、罵声を散らし誰かが飛び過ぎていった。
よろけ、その姿を一瞥する。
猛スピードで駆け抜けていった人物は、どうやら何かに乗っているらしい。
「ソニック、彼がアラジンよ!絨毯に乗っていたわ」
「ありゃあ…へっ、面白いじゃないの」
そのまま音速で同じ方向へ駆け出した。
追いつくのはほんの一瞬。
「Hey, いいスピード出してるじゃないか?ジェット!」
「! …面白い、この俺様について来る奴がいるとはな…ジェットってぇ奴は知らないが、あんた、俺様と勝負しないか?」
「勝負?」
「俺様はアラジン。俺様のスピードについて来れる奴がいなくてうずうずしてたとこなんだ、俺様にもしも勝てたらとっておきのお宝を分けてやるぜ」
「へえ?面白いじゃねぇの」
(ソニック、…彼から莫大なエネルギーを感じるわ。多分彼が残り半分の『アラジン』を持っているのよ)
(Really? じゃあ、これに勝ってお宝を頂けばいいって話だな)
(パワーを大幅に消費してしまうから言わないでいたのだけれど、前回あなたが使っていた『ダークスパイン』の力を解放してまた使うことが出来るわ。この勝負で最後になるようだし、…力を使う?)
(…面白いな)
「アラジンさんよ!アンタ、そのスピードで本気のつもりかい?」
「まさか!俺様とこの絨毯の相性は世界一なんだ、音速だって余裕だぜ!」
「そうか、じゃあ俺も本気を出させてもらって構わないな?」
「俺様を退屈させない力なんだろうな?」
「Of course!」
走りながら、指輪に収まるシャーラがパワーを解放させたのが分かった。
エネルギーが満ちていく。
「! こりゃあ…面白そうじゃねえか」
「…本気で行くぜ?」
「歓迎だ」
「さぁ、始めようじゃないか!音速の世界を楽しもうじゃないか!俺様を退屈させるなぁ!!!」
「ごめんなさいソニック、またあなたの力を借りたくて…」
「That's all right. いいぜ、任せなって」
アラビアンナイトの世界での冒険から数日が過ぎたある日、ソニックは再び本の中にいた。
シャーラ曰く、「世界が思い通りに元通りにならない」のだそうだ。
「彼が吸収してしまった物語、文字はかなりの量だったわ。戻りきれずに、何かの形に化けてどこかの世界に紛れ込んでいるはずよ」
「OK! それを探し出して元の場所に戻す手伝いをして欲しいってわけだな」
「お願いできる?」
「勿論さ」
戻ってきていない物語は、またしても7つ。
世界リングのようには容易に見つけることは難しいだろう。
「でも私はこの世界の住人、本の精。物語が秘めたる膨大な力を感じ取って、その世界へ案内するわ」
「よし、ひとつめはどこだい?」
「こっちよ!」
長い長い旅を繰り返し、ソニック達は物語を集めていった。
「物語」は様々な形へと姿を変え、様々な世界に紛れ込んでいた。
それは盗賊達が一様に狙うお宝だったり、出店の陰に置かれた壷だったり…。
そうしてようやく6つめの回収が終わり、シャーラは次の世界を探した。
「…ちょっと面倒なことになっているようよ、ソニック」
「What's?」
「最後は『アラジン』なのだけれど、どうやら2つに分割されているみたい。…半分のアラジンの世界に、もう半分のアラジンが今までのように何かの形で紛れ込んでいるみたいね」
「へえ、そりゃあ面白そうだな」
「中途半端に分割されて、アラジンの世界はめちゃくちゃな設定になっているはずよ。気をつけて、ソニック」
「OK, それじゃあ最後のお宝までひとっ走り行こうぜ!」
世界に飛び込み、ふと辺りを見回した、その瞬間。
「邪魔ジャマぁ!!」
「ぅおわぁっ?!」
すぐ脇を、罵声を散らし誰かが飛び過ぎていった。
よろけ、その姿を一瞥する。
猛スピードで駆け抜けていった人物は、どうやら何かに乗っているらしい。
「ソニック、彼がアラジンよ!絨毯に乗っていたわ」
「ありゃあ…へっ、面白いじゃないの」
そのまま音速で同じ方向へ駆け出した。
追いつくのはほんの一瞬。
「Hey, いいスピード出してるじゃないか?ジェット!」
「! …面白い、この俺様について来る奴がいるとはな…ジェットってぇ奴は知らないが、あんた、俺様と勝負しないか?」
「勝負?」
「俺様はアラジン。俺様のスピードについて来れる奴がいなくてうずうずしてたとこなんだ、俺様にもしも勝てたらとっておきのお宝を分けてやるぜ」
「へえ?面白いじゃねぇの」
(ソニック、…彼から莫大なエネルギーを感じるわ。多分彼が残り半分の『アラジン』を持っているのよ)
(Really? じゃあ、これに勝ってお宝を頂けばいいって話だな)
(パワーを大幅に消費してしまうから言わないでいたのだけれど、前回あなたが使っていた『ダークスパイン』の力を解放してまた使うことが出来るわ。この勝負で最後になるようだし、…力を使う?)
(…面白いな)
「アラジンさんよ!アンタ、そのスピードで本気のつもりかい?」
「まさか!俺様とこの絨毯の相性は世界一なんだ、音速だって余裕だぜ!」
「そうか、じゃあ俺も本気を出させてもらって構わないな?」
「俺様を退屈させない力なんだろうな?」
「Of course!」
走りながら、指輪に収まるシャーラがパワーを解放させたのが分かった。
エネルギーが満ちていく。
「! こりゃあ…面白そうじゃねえか」
「…本気で行くぜ?」
「歓迎だ」
「さぁ、始めようじゃないか!音速の世界を楽しもうじゃないか!俺様を退屈させるなぁ!!!」
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