忍者ブログ
新しいカテゴリーに名前を登録後、自分の作品投稿の際にカテゴリーをつけてください。 題名には、キャラとお題も入れてください。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

星が瞬く夜空の下。
平穏な静寂の時間をぶち壊す、轟音がひとつ。





「そうやってあんたは、いつもいつもぉっ!!!」
「っ!!」


がごぉんっ!と大きく地面が割れる音。
命からがらシャドウは避けきった。


「ソニック、」
「マリア、マリア、マリアって!マリアさんと究極以外に言うことは無いのかよっ!!!」
「だから、」
「ああもう、うるさいうるさいうるさぁいっ!!!」


まさかソニックが酒に弱かったとは。
うっかり気軽に飲ませた自分が浅はかだったと思うしかない。
酔ったソニックはシャドウと会話をしながらもどんどん呑み続け、会話の流れからマリアの話をし始めた途端にいきなり憤慨しだしたのだ。
殺気を感じ取ったシャドウは慌てて自宅外の空き地へとソニックを導くように出てきたのだが、正解だったと言えよう。

お互い、今カオスエメラルドを2つずつ所持しているのも、ソニックの力が増大している原因であろう。
ソニックは普段感情の起伏が小さい分、怒りで力を引き出すことがある。どうやら今は相当らしい。

自分がザルであったことを、プロフェッサーに感謝するべきか。


「ソニック、落ち着いて話を聞かないか」
「俺と呑んでてどうしてマリアさんの話になるんだよぉぉ!」
「酔ってるからそう思うだけだ!」
「酔ってねぇよバカああああああ!!!シャドウなんかヘソ噛んで死んじゃえええええええええ」
「しかも泣き上戸か貴様あああっ」


手に負えやしない。
ちっと舌打ちをした途端、足元を掬われた。


「!」
「おっ、」


からんからん、と、輝くエメラルドが2つ。


「貰いっ」
「あ、おい!」


ソニックが駆け出し、スピードに乗ったままエメラルドを拾ったその瞬間。


「わぁ?!!!」
「?! じょ、冗談じゃない…」


拾った途端、ソニックの体が金色に包まれた。
アルコールによる理不尽な怒りと、エメラルドの瞬間的な共鳴が、力を引き出したようだ。

瞬間、この状況を抜け出す策を思案してみる。
だが、そんな猶予すらもソニックは与えてくれなかった。


「マリアマリア、マリアばっか言ってるシャドウなんかっ!!」

「大嫌いだああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」


これは、二日酔いの彼に明日を丸ごと消費させられそうだ…。
思考を諦め、向かってくる亜音速の拳を気合で受け止め、シャドウはまた舌打ちをした。


「また舌打ちしやがって!!やっぱシャドウなんか大嫌いだぁぁぁぁぁぁっ」
「いい加減にしろ貴様ああああああああああ!!!!!」


夜はまだ長い。頑張れシャドウ!



マリアと絡んでねぇ^q^
まあマリアに嫉妬するソニックってことで。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
最新コメント
[10/15 章屋]
[10/09 恵梨香]
[08/20 なる]
[08/04 ゴチ]
[08/04 ゴチ]
ブログ内検索
フリーエリア
バーコード
忍者ブログ [PR]

Template by テンプレート@忍者ブログ