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「お?」
ガイア遺跡の詳しい場所を探していたら、見た事のあるまん丸い姿を見付けた。
夜に釣りをしているなんて、この時間にしか釣れない魚でもいるのかな。
大きい猫、ビッグはアポトスの街から外れた場所で釣りをしていた。
「知ってるヒトー?」
「まぁな。ん、そうだ……」
チップもアイツに気が付いた。けれど俺はそこで閃いた。
あちらはウェアホッグになった姿をまだ知らない。
自分で言うのも何だが、割と恐ろしい見た目をしていると思う。夜だと暗いし、尚更だ。
ちょっと驚かせてやろう。
悪戯心が疼いてきた。乗り気なチップは例のカメラを持ちだした。
それでびっくりした顔を撮るつもりらしい。おいおい、どこかの幽霊じゃあるまいし。
ぬき足、差し足、忍び足。音を立てず呼吸を殺して、ゆっくり近づく。
向こうは気付く気配はない。真後ろまで来た、あとは肩をちょんちょん。
「ばー!」
「だー!!」
「うわああぁぁぁ!」
振り向いた瞬間に驚かす。
丸い巨体は見事に転げ回った。
すくみ上がったビッグはついに命ごいしはじめた。
ちょっとやりすぎたかな。悪い気がしてきた。
「ぼぼぼ僕を食べても、おいしくないぞおぉぉぉ」
「うがー!なら代わりにおいしい物をよこせー!」
そこで調子に乗ったチップが食べ物を要求した。
流石に悪い気がして止めたけど、ビッグはそれで助かるなら、と話し始めた。
「今は持ってないけど、あそこのアイス屋さんはすごくいいぃよぉ」
確かに名物だしな。チップはがっかりすると思いきや、賛同して盛り上がり始めた。
驚かせて悪かったと謝り、自分がソニックであることを明かした。
けどビッグの反応は相変わらず鈍い、わかったのかな?
ともかく邪魔したので去ろうとした、けど呼びとめられた。
「このことは、みんなには内緒だよぉ?」
まぁ悪いイタズラだったし、驚かせた事も、写真も黙っておこう。
そう約束したのに、彼の反応はイマイチ。わかったのかな?
「違うよ、お店のことだよぉ?」
それは無理だ、と心の中で返事した。
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