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「……で、カオスコントロールで未来から来ちまったと」
「そーゆーこと」

エッグマンの手により大陸がバラバラに分かれていた頃。
未来から来た俺はそう言うと、ここも懐かしいなぁ、なんて夜のスパゴニアの街並みを眺めている。

ということは、少しは成長している……のか?
どの程度先なのかわからないが、今の自分と大差ない気がする。
チップなんか、ソニックが二人いる!なんて大はしゃぎだし。

まぁそんなすぐにニンゲン変わるものじゃないよな、ブレないという点では実に俺らしい。
それがある意味「未来の自分だ」という言葉を信じるポイントになったわけで。
まぁチップは何も考えずに信じてしまっているわけだが。ソックリな奴だったらどうするつもりだ?シャドウとか。

「チップ、カメラあるか?」
ピン、と閃いた未来の俺はチップを呼ぶと、自分をモデルに写真撮影をし始めた。
いやー、夜景だと変身した状態でしか撮れなかったからさ。
それは何も未来でまた来れば良いじゃないか。

未来で何があった?時空を超えるような大きな事態が起きただろうに、目の前の俺はお気楽そのもの。
まさかエミーから逃れる為に……?いや、そのうち同じ運命を辿るんだ、聞かないでおこう。

「そうだ、並んで撮ろうじゃないか!」
ナイスアイディアとばかりに指を鳴らした。まぁ、変身前後の姿が同時に写るなんてないからな。
大学前の噴水広場で、街の人にお願いして、三人並ぶ。

パシャ。フラッシュが煌めき、二人は早速写真を確認しに駆け寄る。
その間、俺自身には、何か、心の奥から、疼き、湧き上がるような、何かが……
「うぅ……!」
不快な気分に耐えきれなくなり、膝から崩れる。異常に気付いた未来の俺は驚きに目を見開いていた。

「しまった、フラッシュで取り憑いたダークガイアを呼び起こしちまった!」
しっかりしてくれよ、俺。薄れゆく意識の中、後始末を二人に託し、闇の中へ堕ちた。




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