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クリーム クラシックテイルス お題 溺れる人魚
 
ソニックさんの誕生日パーティで会った、テイルスさんに似てるけど違うテイルスさん。
違うじくう、ってとこから来たみたい。
背もいつものテイルスさんより小さいし、何だかちょっと親近感を感じてしまう。
 
「ねえねえ、ちょっと面白い話があるんだ。」
 
テイルスさんは黒い目を面白そうにきらきら輝かせながら話しかけてきた。
 
「ボクの住んでる所の海には、人魚がいるんだよ!」
「えー!人魚デスか?見てみたいですー!」
「ボクもこの前初めて会ったんだ。それまでは信じてなかったんだけど。」
 
絵本で読んだ人魚姫。それはとても悲しいお話。
ママに初めて読んでもらった時に泣いてしまったのを思い出す。
本物の人魚さんは、きっと綺麗で神秘的なんだろうなあ、なんて想像を巡らした。
 
「海で溺れていたのを、ボクが助けてあげたんだー。」
 
にこにこと笑いながらテイルスさんが告げた言葉に耳を疑う。
 
「溺れていた…んデスか?」
「うん。」
 
今まで思い描いていた人魚さんとは随分違うみたい。
 
「人魚でも泳ぎが不得意な子もいるよね。ソニックみたいにさ!」
 
テイルスさんが悪戯っ子の顔をしてウィンクする。
ソニックさんには悪いけど、思わず2人で顔を見合わせて吹きだしてしまった。
 
「なんだ、2人とも随分楽しそうじゃないか!何の話してたんだ?」
 
ソニックさんが私達に話しかける。
 
「なんでもないよ!」
「なんでもありまセン!」
 
同時に答えた私達に、ソニックさんは不思議そうな顔をした。
 
 
このお話は、私達だけの秘密。
 
 
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