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よくわかんないものに仕上がりました。
大人向けなのでたたみますよー
真夜中に、ふと、目が覚めた。
部屋の中すら見渡すことが困難な朔の晩。
ぞわり、ぞわりと針が逆立っているのを感じていた。
内側から侵食されているような、気持ち悪さは何なのだろう?
“何だ? 自分のことも気づいてないのかよ?”
何処からともなく、コエが響き渡った。
身体の自由が、効かない。
何処か自分の監視下から断線してしまったかのように、身動き一つ取れなかった。
目の前にあるそれが、まるで別人のもののように見えてくる。
鉛のように重苦しいだけのその指先が、僅かに動きを見せた。
「っ………!?」
“解ってねぇなあ。オレはお前なんだよ。
オレに任せてれば、間違いなんか何一つないんだ”
ブリキのオモチャのようにぎこちなかったその指先が自分の身体に纏わりついてくる。
誰よりも勝手知ったるその身体の上を、自分の指が撫でては官能を産み出す。
普段は慎ましく隠されたその象徴は、鎌首を擡げて主張を始めていた。
「んん、……やめ、ろっ…」
“止めて欲しいなんてこれっぽっちも思っていないくせに。
好きなんだろ?こうやって、気持ちよくなることがさ”
手袋の繊維が先端に引っかかって僅かな甘さを産み出していく。
数度と無く指先が上下運動を繰り返せば、痺れが全身を駆け巡って思考を溶かしていく。
緩やかだったその動きが少しずつ速度を上げて、もう既に大半のことは頭の中から吹き飛ばされていた。
コエの主が誰なのかも、自分の身体を動かしているのは誰なのかも。
そんなことはもう、どうでも良かった。今はただ、悦楽に浸っていられたら。
冷ややかな視線が自分に注がれているような、
侮蔑を含んだ緑柱石が、垣間見えた気が、した。
「っ………!!」
はちきれんばかりだったそこに強い刺激が送られて、思わず声にならない悲鳴を上げながら、白い液体がどろりと先から流れ出した。
一気に何日も駆け巡ったような疲労感が全身を襲ってくる。暫くは身を清めるのすら億劫に思えた。
気だるいその時間を、呼吸を整えようとしながら気力が回復するのを待っていた。
その、矢先。
ぐったりとしていたその指先が、また意識とは別に動いていく。
「っ、な……?」
“まだまだ、音を上げるのは早いんじゃないか?”
ほら、姿身に映る自分の身体を見てみろよ。
悦に浸って雄を待ちわびてるそこが、見えるだろう?
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