忍者ブログ
新しいカテゴリーに名前を登録後、自分の作品投稿の際にカテゴリーをつけてください。 題名には、キャラとお題も入れてください。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

最初に出会った時から、こうなる事だろうと何となく感じていた。

今、俺の目の前には、俺とそっくりなアイツが立っている。
あのエミーですら、俺とアイツを何度も勘違いしているほどだから、本当にそっくりなんだろう。
世界には三人ほど自分とそっくりなヤツが居ると言われているが、アイツは、俺と同じ能力だ。
俺が出来る事ならアイツも大体は出来るし、俺もあいつが出来る事なら大体、出来る。

そんな俺とアイツが戦う理由は特にない。
それなのになんで?と言われるかもしれないが、強いてあげるなら、俺とアイツが似ているからなのかもしれない。
憎いって訳じゃないから、同属嫌悪とかじゃないだろうけど。
多分、お互いが何を望んでいるのかが分かるから、こうやって対峙しているんだろうな。
俺はアイツとこうやって、対峙する時、高揚感を感じてしまう。
ひょっとしたら、俺は、この熱く漲る胸の鼓動を感じるために、アイツと戦うのかもしれない。
アイツがどう思っているかは知らないが、俺はそうだと考えている。

 

最初に出会った時から、こうなる事は運命付けられていたのかもしれない…

僕の目の前には、僕とそっくりな男が構えて立っている。
実際はそんなに似ていないと僕は思っているのだが、よく間違えられる。
やはり、外見もさることながら、似たような能力を持っているからだろうか?
実際のところ、彼が出来る大抵の事は、僕にでもやって見せる事は出来るし、その逆もある。


そんな彼と僕とが戦う理由は特にない。
しかし、彼と僕は戦わなければならない。
恐らくそれは、彼が僕と似ているからなのかもしれない。
僕の出来る事を、同じように軽々とやって見せる相手なのだから、僕の本気を受け止められるかもしれない。
そう思うと、胸の鼓動が熱く漲る。
もしかしたら僕は、この鼓動を感じるために、彼と戦うのかもしれない。
彼がどう考えているのかは分からないが、少なくとも僕はそう思っている。

 


風は揺れて、命をも揺らす。
熱き鼓動の果てに、彼らは何を見るのだろうか…?

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
無題
自分満々に『書いても良いですか?』と言っておきながら、妙な出来のモノですみませんっ!
あれっくす 2009/05/26(Tue)01:32:16 編集
無題
鏡像!!!
互いに唯一と思える存在がいるのは幸せなことですね。
(アレな意味ではなく、ごく一般的に!ww
ちょろりん 2009/05/26(Tue)06:33:13 編集
無題
こういう二人の関係が好きです!! なんかこう、張り合い合える相手って、良くも悪くも。居る方が絶対楽しいし、絶対幸せ。 認めながらお互い認めなければいいと、いつも思います。これは、ナックルズとではちょっと違う関係だよね。
ぽぽこ 2009/05/26(Tue)17:23:04 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
最新コメント
[10/15 章屋]
[10/09 恵梨香]
[08/20 なる]
[08/04 ゴチ]
[08/04 ゴチ]
ブログ内検索
フリーエリア
バーコード
忍者ブログ [PR]

Template by テンプレート@忍者ブログ