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「ソニックさんって、金色になるととっても速いって本当デスか?」
「ん?それがどうしたんだ?」
亜光速、だから速いのはまあ速いよな。って、それがどうしたんだ?
「だったら、お料理するのもすっごく速いんデスか?」
「あー・・・・多分、なぁ」
「だったら、えっと・・・どっちかお料理速く作れるか、競争したいデス!」
「あ?」
それって競争?
うん、まあ、出来ない事もないけれど。
という事で、どういう事か料理対決である。
シャドウが気が付いたらカオスエメラルドを全部集めてきた事とか、シルバーらがノリノリで準備しているのとか気にしちゃいけないんだろうな。
細けぇ事はいいんだよ!って感じで。
作るのはシンプルにパウンドケーキという事になった。
クリームは一応子どもなので、エミーが一緒に手伝う事になった。ハンデにもならないのだから。
とりあえず、亜光速で速く動けるから料理も速く作れるかというと、そうでもない。
料理にはスピードと、芸術性と、テクニックを必要とするワケである。
まあ、パウンドケーキは準備した材料を混ぜるだけで出来るケーキで、ソニックもエミーと何度か作った事はあった。
それでも速く混ぜたからよく出来るワケではなく。
まあ、結局何が言いたいかというと。
亜光速で動けるからと言って、物凄い速さでケーキを作るのは無理だという事である。
お伽噺やファンタジーではないので、それは流石に難しいというモノだ。
とはいえ、全体の総合スピードは速かったりはするので、結果的にソニックの勝ちと言う事にはなった。
まあ、クリームの夢は崩さなかったみたいだから、それでいいか。
因みにクリーム(とエミー)とソニックの作ったケーキは、その日のティータイムにて皆に振る舞われた。
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