新しいカテゴリーに名前を登録後、自分の作品投稿の際にカテゴリーをつけてください。
題名には、キャラとお題も入れてください。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「どういうつもりだ、ルージュ」
GUNの兵器ロボット達が暴走した。
「どうもこうもないわ。こういうことよ」
コントロールシステムのハッキングによるものだった。
「・・・一体何の目的でこんなことを」
GUNが発表した調査結果、犯人は、
「アンタには関係ないわよ、シャドウ」
ルージュ・ザ・バット。間違いは無かった。
漸く追いついた先には、ロボット達の成れの果て。
瓦礫の山の上に、漆黒の翼を持った美女が一人。
オイルの赤に染まった白銀が、月夜に淡く照らされて。
追い詰めたわけではない。彼女には自由に飛べる翼がある。
こちらはロボットを始末しながら追って来た為に若干手負いだ。
今や同じ色を纏った二人が、対峙した。
「ごめんなさいね。・・・このくらいでもしなければ、アタシの『闇』は晴れなかった」
「・・・『闇』?」
「そして、それはね。欲望を叶えたにも拘らず、未だにアタシをじわじわと蝕んでくるの」
チャキ。向けられたのは、鈍い光を跳ね返す拳銃。
「次にアタシに会ったときは。・・・絶対に近づかないで頂戴。それはアタシの姿をした鬼だから」
ジャキ。シャドウも銃を向けた。照準は完璧だ。
「・・・ならば、せめてもの情けだ」
「殺してくれるの?・・・タダで死ぬつもりはないけれど?」
「・・・最後まで解らない女だ、貴様は」
今宵はただ 引き金を引いてさよなら
いつかは終わる運命とわかっていても
最後の相手が、君で、良かった。
PR
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カテゴリー
最新記事
(08/26)
(07/31)
(07/31)
(07/31)
(07/31)
ブログ内検索
フリーエリア