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任務ノ途中デ、ワタシハ大変ナ落シ物ヲ拾ッテシマッタ。
「チースが・・・チーズが迷子になっちゃったんデスぅー・・・」
大きな目からぽろぽろと雫を零す幼い子ども。
何故、こんな廃屋にいるのか・・・。
『オメガ、どうした?状況の報告を』
「シャドウ、迷子ヲ拾ッタ」
『・・・迷子だと?』
「チーズ・・・どこデスかー・・・!」
その声を聞いて愕然としたらしい。短気な相方は、一度連れて戻って来いと言うなり、ぶちん、と通信を切ってしまった。
「オメガさん、チーズを一緒に探してくだサイ・・・!」
「ドウシタモノカ・・・」
チーズというのは確か、いつも一緒に居るチャオのはずだ。
探してやりたいのも山々だが、どうしたってこのまま連れて進むわけには行かない。シャドウにも戻って来いと言われたし。
そもそも、どうやってこんな郊外の廃れた場所に迷い込んだやら。
「チーズ・・・無事でいてくだサイ・・・!」
少女は心配で胸が張り裂けそうなのだろう。必死に祈っているようだった。
「・・・オマエハ一度シャドウノ元ヘ連レテイク。ワタシガソノちーずトヤラヲ探シテ戻ルカラ、オトナシク待ッテイロ」
それしかない。機械の手でそっと持ち上げ、頭に乗せた。
「クリーム、落チナイヨウニ気ヲツケロ」
「は、はい・・・」
とりあえず、こんな子どもを連れていては戦闘など出来やしない。
戻る間にも厄介なことが起きないよう祈るばかりだ。
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